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Creatures of the Æther are notorious for neglecting their own well-being. レジェンド 霊界の生き物は、自身の安寧に無頓着なことで知られている。 Creatures of the Æther are notorious for neglecting their own well-being. 第4版 【M TG Wiki】 名前
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■本日の対戦相手◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■〓 なんでんかんでん 〓■ ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃◎┃評価の前に ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 基本的に俺は 【川原社長大好き】 です。 ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃★┃マイ評価 ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ それでは,自分,評価の方を・・・ ┏★ なんでんかんでん (3バカラーメン) ★━━━━━━┓ ★ ★ ☆ ☆ ☆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◆スープ◆ くさい、うすい、まずいの、まさに3バカラーメンだった。 川原社長の顔が濃いため、余計にスープは薄く感じられた。 うまみ汁入れたら、食べられるようになりました。 ◆麺◆ 固い。 ◆具◆ スープのショックに目を取られ、全く印象がない。 ◆◆総評◆◆ 店の外の川原社長の写真は、ややはしゃぎすぎだと思う。 塾長と川原社長が同じヒロシであることは、何か運命すら感じる。 今後とも、ヒロシには注目していきたい。
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とんちんかんちん一休さん / 一休さん 【いっきゅうさん】 懐かしの名作アニメでお馴染みのあの曲がひとやすみしながら登場だよ。 とんちんかんちん一休さん / 一休さん 初出作品での出現条件 収録作品 関連リンク ポップンミュージック アニメロ(初代)で登場した版権曲。 後に本家シリーズでポップンミュージック11に登場した通常隠し曲だが、1作品しか収録されなかった希少価値のある楽曲である(CS版では無事収録)。 本家シリーズでの担当キャラクターはニャミ(版権)/一休さん。 同名アニメのオープニングテーマ曲。 とんちんかんちん一休さん / 世田谷児童合唱団 BPM 160 5b-6 N-18 H-27 EX-× 新難易度 5Buttons NORMAL HYPER EXTRA (11) (24) (31) × 「すきすき…」と歌の中で連発している、「一休さん」のあの曲の登場だ。軽快な跳ねたリズムがコミカルである。少々ビートが効いた感じがする。ちなみに一休さんは愛称であり、生涯に様々な説話を残した事から江戸時代に説話が作られ、特にとんちで有名である。アニメもコミカルな内容で、ユーモアさもある。 歌詞の関係もあるのか、「すきすきソング」が隠しの条件に関わっている。判定が甘い曲が多いポップン11だが、前作でもそうであったように、アニメロ曲は本家では判定がかなり辛いという傾向があり、今回のアニメロ隠し3曲も例外ではない。譜面もハネリズムのためリズムが掴みにくく、オブジェをよく見て押すことを心がけよう。ハイパーも存在するが、全体的に難しい配置は特に見当たらない。残念ながらポップン11のみの収録となったのが惜しいところ。 なお、ハイパー譜面はアニメロシリーズには存在せず、本家シリーズに収録されることに伴い追加されたものである。 初出作品での出現条件 以下の条件1・2のどちらかを満たす。 エントリーカードを使用してマイレージ値が200000以上ある時に、ステージ1・2のどちらかで「ポップンミュージック アニメロシリーズから収録された曲」をプレイしてクリア 以下を両方満たす。 すきすきソングをMAXコンボ100以上でクリア ステージ1・ステージ2ごとに以下の5項目の数値を計算する。その後、ステージ1の合計値とステージ2の合計値を足し算した数値が、下2桁「11」になったとき。計算方法:「GREAT」+「GOOD」+「BAD」+「コンボ」+「スコア」 収録作品 AC版 ポップンミュージック アニメロ~アニメロ2号 ポップンミュージック11 CS版 ポップンミュージック11 関連リンク [[]] 楽曲一覧/ポップンミュージック アニメロシリーズ 楽曲一覧/ポップンミュージック11
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鹹々髑髏│漢│人部│ http //www10.plala.or.jp/cotton-candy/momomi2/maki-3156.htm
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- 【バレンタイン】 聖バレンタイン(ウァレンチヌス)は本来癲癇患者の守護聖人であり、 男女の恋の告白には何の関連もない。 しかるにバレンタインデーが男女の恋の告白の日とされたのは、 古来ヨーロッパではこの日が小鳥たちや小動物が発情する日、とされていたからで、 その発情日が人間同士のあいだにも延長された、というだけの話。 もともとこの聖ウァレンチヌス、聖人伝説を集めたヤコブス・デ・ウォラギネの 『黄金伝説』の中でも妙に存在感のないエピソード(感心な話で ローマ皇帝クラウディス・ゴティクスを感心させ、しかるのち“感心させたのに なぜか”首をはねられた、というマヌケな話)しか紹介されていないし、 解説によると、聖バレンタインのモデルになった聖人は三人ほど伝えられてるらしいが、 ひとりは存在せず、ひとりは事蹟未詳という情けないありさまらしい。 ところで、なんでこの人がテ×カ×の守護聖人かというと、 その存在しなかった方の聖人のエピソードで、皇帝の責苦にあっても決して信仰を捨てなかった。 つまり“転ばなかった”。転ばなかった→ひっくりかえらなかったで、×ン×ン退治の守護聖人となったとか。 『トンデモ一行知識の逆襲』 P.126 「男女の恋の告白には何の関連もない」わけではない――というのは、「その聖バレンタ イン、違う人のことです」の方で。さらに、そちらのコメント欄と、「唐沢俊一 まとめwiki - 間違い5」を参照していただきたいんだけど、『黄金伝説』の訳注の独自見解に依拠し過ぎ なのに加えて、それをさらに劣化コピーさせているせいで、上に引用したような意味不明 の文章になってしまったようだ。 『黄金伝説』の訳注 この風習は、聖ウァレンティウスとは関係なく、この日から野山の鳥たちがつがいはじ めるという中世の民間信仰から由来している。 ↓ 古来ヨーロッパではこの日が小鳥たちや小動物が発情する日、とされていたからで、 その発情日が人間同士のあいだにも延長された、というだけの話。 2 月 14 日のことを、小鳥が巣作りをはじめる日と表現しているところもあった。「〜し はじめる」ならすんなり理解できるものを、「発情する日」などと、その日一日限定の ような表現にして、わざわざ「発情」と言い換えてもいるのが唐沢俊一流ということか。 『黄金伝説』の訳注 また、一説によると、道行く人たちに修道院の庭に咲いた花をおくったと言われる、もう ひとりべつのウァレンティウスという修道士(事績未詳)に由来するとも言う。 こちらの異説は、唐沢俊一の本や日記には記述がない。怪しげな説の方のみを書いて、 それが定説であるかのように語るのは、いつもの癖ともいえるのだが。 『黄金伝説』 「キリストおんひとりが、真の神です。あなたがキリストをお信じになれば、 あなたの たましいは救われ、領土は拡大し、すべての敵にお勝ちになります」 〈略〉 「聞いたか、ローマの諸君。この男の言うことは、なんと立派で賢明なことではないか」 ↓ 感心な話でローマ皇帝クラウディス・ゴティクスを感心させ、 「感心な話で 〜 感心させ」では、何の要約にもなっていない意味不明な文章だし、 そもそも日本語として酷過ぎる。 『黄金伝説』 「〈略〉もしキリストにそれができたなら、わたしは、なんでもあなたの命令どおりにしよう」 そこでウァレンティヌスは、その娘のために祈った。すると、娘は、たちまち視力を回復し た。 その後、皇帝は、彼の首をはねるように命じた。二八〇年のことであった。 ↓ しかるのち“感心させたのになぜか”首をはねられた、というマヌケな話)しか紹介されて いない 感心な話で「“感心させたのになぜか”首をはねられた」という話ではないことは確かで あるし、理不尽な話であるかもしれない (これは本文の記述に難があるためかも) が、 「マヌケな話」ではないだろう。 『黄金伝説』の訳注 どんな責苦に会ってもけっして「ころばなかった」というので、<ころび病>、つまりてん かんの保護の聖人とされる。 ↓ なんでこの人がテ×カ×の守護聖人かというと、その存在しなかった方の聖人のエピ ソードで、皇帝の責苦にあっても決して信仰を捨てなかった。つまり“転ばなかった”。 転ばなかった→ひっくりかえらなかったで、×ン×ン退治の守護聖人となったとか。 「その聖バレンタイン、違う人のことです」にも書いた通り、病人や障害者につくした 「てんかん者、ライ病人、身体障害者、痛風病人、動物の疫病」の守護聖人である方の 聖バレンタインは 5 世紀頃の人物で、3 世紀に殉教した古代ローマの聖バレンタイン (愛の守護聖人) とは別の人物だろう。 http //saints.sqpn.com/saintv55.htm (1 月 7 日が記念日) http //saints.sqpn.com/saintv06.htm (ローマの聖バレンタイン) それでも訳注の方は、怪しげな説とはいえ、「<ころび病>、つまりてんかん」と説明が あるので、意味はわかる。唐沢俊一の文章だと、「信仰を捨てなかった。つまり“転ばな かった”。転ばなかった→ひっくりかえらなかったで、×ン×ン退治の守護聖人となった」 で、字数が増えた分、電波度だけが高くなって、まったく意味がわからないものになって しまっている。 「その存在しなかった方の聖人のエピソード」とか書いているのも、下記の日記の記述と あわせると問題あり。バレンタイン・デーにまつわる話は「キリスト教々会」が「創り上げた オハナシ」だといって否定しているのに、てんかんの聖人は「存在しなかった方の聖人」 であっても採用するのか……? トンデモない OLD
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地球防衛軍日本基地本部内は騒然としている。 地底怪獣出現の振動で、多数のけが人が出てしまったのだ。 壁際には、あちこちに血を流している隊員たちが蠢いている。 慌ただしく走り回る医師、看護師、そして隊員達。 「巨大生物が地下から出現!! 一体はアジアに生息している地底怪獣「バルト」。 もう一体のクラゲ型の生物は、出現経験がありません!」 声を大にして叫ぶ通信隊員。 眉間にしわを寄せる上村。 地震の原因が、まさか地底怪獣だったとは。 いくら陸海空での戦力を誇る地球防衛軍でも、地下からの攻撃には全く無力だったのだ。 「轟天号を呼び戻せ!」 「駄目です! 大戸島の巨大生物と戦闘中!」 唇を噛み締める上村。 とにかく今は、ある戦力で対処するしかない。 「メーサー殺獣光線車を中心とし、全力で対処せよ!! 東京がやられては、日本がやられたことと同じだ!!」 クラゲ型の巨大生物は奇声を上げ、レンズ状の目から虹色の光線を放つ。 オーロラのような光線が辺りを包み込んだ途端、火花を散らして破裂する教会。 瞬く間に炎上し、ビル街を火の海に変える「発火光線」。 その光がデズリーの透明な体に映し出され、美しいプリズムを作る。 焔にライトアップされた夜の街並みはさらがら地獄。 そのデズリーに雄叫びを上げながら突っ込んでいくバルト。 押されてよろめき、近くのビルに崩れるデズリー。 ガラガラと崩れ落ちる瓦礫。 バルトはそのまま踏みつけ、ハサミを食い込ませようとする。 だがその時、アスファルトを突き破って現れる触手。 ところてんのような細長いそれは、バルトを縛りつけた。 そのままそれを難なく振り回そうとするデズリー。 バルトはハサミについたのこぎりのような返し刃で、それを切断する。 甲高い奇声を上げるデズリー。 バルトは刃のついたその尾で次々と触手を切り刻んでいく。 次々と崩れ落ちるマンションや学校、寺院。 崩れ落ちる教会の十字架。 恐怖に怯え、リュックを背負って右往左往する人々。 防空頭巾を被り、泣き叫ぶ子ども。 それはまさに、日本の終わりを予感させる光景。 誘導する隊員達の顔にも、絶望の色が浮かんでいる。 その横を、銀色をしたパラボラ状の兵器を乗せ、 牽引車に引かれた戦車が信号をかすめて逆方向に走っていく。 66式メーサー殺獣光線車だ。 メーサー車はそのパラボラ状の砲塔を怪獣に向ける。 バチバチという音を立て、ほとばしる10万ボルト紫外線レーザー。 その青白い光線は、バルトの皮膚を捉えた。 もだえ苦しみ、体をはげしくゆするバルト。 どうやら効いているようだ。 それに追い討ちをかける戦車部隊。 74式戦車の砲門が次々と火を噴き、デズリーを火達磨にしようとする。 デズリーの透明な体に次々とつく火。 鈴のような啼き声を上げ、発火光線を放とうとするデズリー。 だが、航空からの攻撃がデズリーに襲い掛かる。 疾風のごとく夜空を通り過ぎるF-15。 その隙に後方へと下がり、別な場所からデズリーを狙い撃ちするメーサー部隊。 甲高い雄叫びを上げるデズリー。 やった――誰もがそう思った。 その途端、アスファルトを突き破って現れる無数の触手。 何千何万という触手の先端についている銀色の槍。 西洋のランスを思わせるそれは、真っ二つに開く。 次の瞬間、そこから紅いドリル状のミサイルが発射される。 まるで雨のように降り注ぐ紅いミサイル。 それは戦車の分厚い装甲を、まるでボール紙のように貫く。 たちまち串刺しとなる戦車や戦闘機。 バルトも例外ではなく、ハリネズミのようになり、立ったまま絶命している。 まるで空が割れんばかりの轟音が響き渡り、ミサイルは大爆発を起こした。 瓦礫、粉塵、爆煙――爆風によってそれらがゴミくずのように舞い、辺りは白一色に包まれる。 廃墟と化した東京。 原型を留めていないビル街や東京タワー。 立ち上る焔に彩られ、立っているのはデズリーのみ。 奇声を上げ、ゆっくりゆっくりとその巨体を移動させていくデズリー。 焔をその体に映し出し、進んでいく様は一種の幻想を感じさせる。 災魔の目指す先はただ1つ……地球防衛軍日本基地。 今、全ての希望の芽が摘まれようとしていた……。
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ギルド「氷焔」所属の、だるだるに太ったパッチール。 この世界へ来る前、子供の頃は可愛さコンテストマスターランク優勝の常連だったという素晴らしい経歴を持つ。 ある日、拾ったふしぎなるるぶに吸い込まれ、この世界にやってきた。 年齢は、人間で言う所の17歳くらいらしく、ヤマブキ系ブランドの「Cecil Mc Beedrill」が大好きなギャルっぽい一面 (ギャルぱち)ともんぺを着用し、ふぅーふぅー言って汗をかきながら農作業に勤しむおばちゃんっぽい一面の両方を併せ持つ 素敵な女子。 でもってくいしんぼう。 あと、なんか青い光と赤い光が高速で点滅する様子を見ると、口から泡を吹いてフラフラしてしまうんだけどてんかんかな? あと、なんか最近は農業に勤しむギャル「ノギャル」って言葉もあるみたいだけどだるぱちの農業時はギャルではなくおばちゃんっぽい ので、ノギャルではないのかもしれない。 参考URL 基本設定っていうか説明は↑のとおりで だるぱち項目のほうにどうでもいい豆設定を書いていこっかな♪ すごくどうでもいい、プロフィールはこちら↓ ⇔だるぱち
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2011/02/28 失神のガイドライン抄読会。循環器内科上運天先生にして頂きました。 元ネタはこちら http //www.escardio.org/guidelines-surveys/esc-guidelines/GuidelinesDocuments/guidelines-syncope-FT.pdf 2009年失神ガイドライン 失神の定義・・・一過性の意識消失であり、全脳虚血によるもの。 急速に起こって、短い持続時間(20s↓)で完全によくなる。 前兆を伴うことがあり、吐き気、視野の障害など。 「倒れたとき」の鑑別 意識障害があるかないか ない→転倒とか ある→次へ 一過性か、すぐ起こったか、短い時間か、一過性で回復したか No→Coma、虚血性心疾患、その他 Yes→失神、けいれん・てんかん、心因性、その他(低血糖など) 失神と誤診されるもの ・脳血流低下によるもの・・・てんかん、過換気、低血糖、中毒、椎骨脳底動脈系のTIA ・ 脳血流は保たれるもの…カタレプシー(意識を失っていない)、めまい、てんとう、ヒステリー、内頸動脈系のTIA 失神の種類 反射性(神経調節性)→最終的に副交感神経優位になり、徐脈もしくは血圧もしくはその療法が起こる。延髄孤束核にスイッチが入る。 VVR(血管迷走神経反射) -- 感情ストレスによるもの(恐怖、痛み) -- 立位負荷によるもの 状況失神 -- せき、くしゃみ(胸腔内圧上昇により迷走神経反射が起こる) -- 嚥下、排便、尿管仙痛、排尿 -- 運動後失神 -- 走った直後に失神する。 運動中に起こったならHOCMやBrugadaなど! 頸動脈洞失神 本来血圧上昇に反応して、頸動脈洞の圧受容体が反応し、脈、血圧を下げるシステム -- ひげそり、ネクタイ、首の運動 -- 40歳以上におこる(若い人ではまれ) 起立性低血圧 交感神経機能不全による(迷走神経反射とは違うところ) 立位不耐症との鑑別が難しい →徐脈にはならないことが唯一の鑑別点 立位時におこる異常 Initial OH(OH=起立性低血圧) - 0-30秒でおこる。「立ってすぐフラフラする」 - 40mmHg以上下がる - 自動血圧計で感知できない。Aラインを入れるか、橈骨を触れるか - 若い人、筋無力症の人、高齢者、αブロッカーを飲んでる人がリスク - 失神はまれ 古典的OH - 30秒~3分でおこる - ベッドサイドかチルト台を使う。 - 末梢血管にプーリングされることで起こる。 - 血管拡張薬のほか、アルコール、フェノチアジン系抗鬱薬など Delayed OH - 3-45分で失神に至る - 徐々に静脈還流量が減って心拍出量が減って倒れる - 後頚部の痛みや肩の痛み、胸の痛みを伴うことも DrlayedOH+reflex syncope 3-45s ‐上の病態に反射失神が加わったもの。 - 徐脈があることで鑑別 立位不耐症 - 3-45分でおこる - 突然迷走神経優位になって倒れる。 - 若干若い女性に多い。高齢者に少ない POTS postual orthostatic tachycardia synd. - 若い女性が立ってると脈が速くなってきついというもの 続きは明日 質疑応答 ベッドサイドの簡易立位試験とチルト試験はどう使い分けるか - 難しい。ベッドサイドはいつでもできる。 - 血圧、心拍数、症状を記入する表を作って、 - 橈骨動脈をさわっておいて行う。 - 10分間、1分毎に記録する。
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「――はぁ……」 前原ナオは、大きく溜息を吐いた。 情けない。女の子一人守れないなんて。 山川の言った通り、紫苑とは五年前に出会った。金属バットで道を歩いていく少女に殴りかかった自分を、背後から羽交い絞めにしたっけ。 「てめぇっ、放しやがれっっ!!! あいつは、あいつだけは――」 「いやいや、落ち着きなよ! ――ほら、飴ちゃんあげるから」 「いらねぇよっっ!!!」 まるで、子どもをたしなめるように、紫苑はナオを止めた。それが、紫苑と交わした最初の会話。 それから、紫苑は毎日のようにナオに話しかけてきた。 「ねぇねぇ、そんな風にバット持ち歩いてたら危ないよぉ~?」 「あのさぁ、お昼一緒にどうかな? シュークリーム、確か好きだったよね?」 「ナーーオっ! 早くしないと、置いていっちゃうよーーっ!」 最初は、なんてお節介なやつだって考えてた。いつも口うるさく、用もないのに自分についてくる。どことなく姉貴風を吹かせて。 ――でも……いつの間にか、紫苑と居ることが当たり前になっていた。いつの間にか、紫苑の後を付いていく自分がいた。いつの間にか……――本当に、いつの間にこんなことに。 話に夢中になっている紫苑と山川の側を、ナオはそっと離れる。 さっさと任務を終わらせ、ハンター基地に帰ろう。 ――今日は、札流し祭の日なのだから……。 金属バットを右肩に掛け、ナオは曇り空を仰ぎ見る。 ふわふわ、 ひらひら、 たくさんのゆきむしが舞っている。まるで吹雪のように空を飛び交い、遠くの空へと吸い込まれていく。 それを追うように、ナオは一歩、二歩と足を運ぶ。 正直、実感が湧かない。 雛見沢村から東京に出てきて早五年。もう、昔のことが夢のよう。 紫苑との生活は楽しくて、キラキラと輝いていて――雛見沢の暗い思い出は、次第に風化していく。オヤシロ様への憎しみさえも。 ――いや。 本当に夢だったのではないかとさえ思う。雛見沢という村に住んでいたことも、いじめられっ子だったことも、さとしと一緒に遊んだことも、 そのさとしがオヤシロ様にさらわれたことも。 ふと、ナオは我に返る。 気付けば、公園の中心に立っていた。 時刻は黄昏時。淡いオレンジ色の光が遊具に染み渡り、静かな影を落としている。場は寂寥としており、時折吹く風が周囲の木々やブランコを微かに揺らす。 いつの間に、こんな場所へ来てしまったのだろう。見慣れた場所なので引き返せるが、依頼人のいる方向とは正反対。まったく、無意識の力とは恐ろしい。 ナオは、歩みを止める。 ――――あれ? 今――自分が立ち止まった時――足音が、ひとつ多かった気がする。 まるで、今までナオに歩調を合わせていた人間が、慌てて歩みを止めたかのよう。 「……――みぃ」 小さく鳴くような声が耳に届く。間違いない……はっきり聞こえた。幼い、 少女の声が。 同時に、とことこという足音が背後から響く。ナオの前に、回りこんでくるつもりだろう。 ざわざわと、体中の血液が小波を立てて騒ぎ出す。これは……警告。自分の敵が誰なのか、なによりも本能がわかっているらしい。 ――終わってなど、いなかった。 やはり、続いていたのだ。幼い日からずっと続いていた悪夢が。 ――オヤシロ様の祟りが。 「――みぃ」 クールになれ、前原ナオ。相手は、ずぅっとお前が捜し求めていたやつじゃないか。お前は、やつを倒さなければいけないんだ。 ――さとしの仇を取るために。 金属バットを握っている左手の握力が、掌から吹き出た汗を絞り出すかのように、ぎゅっと強まる。 心臓が、胸を突き破って躍りださんばかりに、激しく波打つ。 唾を飲み込む音が、体の芯まで響く。 足音は――ナオの視界の中で止まる。 「彼女」とナオの距離は、約1mほど。世界の終わりを告げるかのような夕陽に彩られ、ナオの眼前に立ち尽くしているのは、7歳くらいの少女。 背中まである、蒼く、柔らかな質感を持つ髪をなびかせ、膝丈ほどのスカートがついたワンピースでその身を包んでいる。 ――少女は、 ――ナオを見上げ、 ――口角を上部に釣り上げ、 ――言い放つ。 「……――見ぃ……つけたぁ……」 青服の少女「真城里華」の左手には、いつのまにか握られていた。刃渡り1mほどの、鈍く光を放つ、 鉈が。 「――前原直弥と公由さとしは、兄弟のように仲がよかった。当時体が小さく、近所の子どもからいじめられていた前原直弥を、公由さとしは守っていた。それこそ、兄貴のように――そうだな?」 ベンチの上で足を組み、手帳を読み上げる山川。それを終えると、隣の紫苑に相槌を求める。 紫苑は、むすっとした表情で、首を縦に振る。 「仰る通りです。ナオの親は両親とも出稼ぎに行ってて、遊び相手と言ったらさとしくらいだったそうです」 「だが、その関係にも終わりの時が来た」 紫苑の肩が、ぴくんと跳ね上がる。 「丁度、九年前のこの日――オヤシロ様を祭る札流し祭の日に、公由さとしは行方不明になった。地元ではちょっとした騒ぎだったそうだね? オヤシロ様の神隠しだ、って。バリバリ頭から食われちまったんじゃないかな」 山川は、さもおかしげに、くつくつ笑う。 ぎゅっと両手を膝の上で握り締め、紫苑はポツリと呟く。 「オヤシロ様は――そんなことしない」 紫苑は握る力をさらに強める。指には爪が食い込み、うっすら朱がにじんでいる。 「さぁ? 俺はオヤシロ様じゃないからわかんねぇよ。――まぁ、どっちにしろ、前原直弥がオヤシロ様を憎んでいることには変わりないな」 吐き捨てるかのように、山川は言う。 一体山川は、どういうつもりだろう。紫苑には、山川の何を考えているのか全く見えない。オヤシロ様のことを知りたいようだったが、山川は十分すぎるほど知っている。今更紫苑に聞くようなことなんて、ないはずだが。 ああ、早く話を切り上げたい。任務を終わらせ、ナオと一緒に基地へ帰りたい。 今日のナオはとっても怯えている。さとしの仇を取るためにオヤシロ様を倒すなんていっているけど、本当は怖いだけ。恐らく、一分一秒でも外にいたくないはず。 ナオ……――ごめん。 「――で、ここからが本題だ」 紫苑を現実に引き戻すかのように、山川は再び口を開く。慌てて紫苑は顔を上げる。 「俺の包囲網をもってしても、どーしてもわからないことが三つある。まずひとつ」 山川は、人差し指を空に向かって、ビッと立てる。 「前原直弥の不審な行動。あいつがオヤシロ様を憎んでいたって言うのは、雛見沢の住人に聞いてわかった。――だがな、解せないんだよ」 「な、なにが……?」 「やつが真城華代について、何度か過激な発言をしていることだよ。やつは、真城華代の存在を許さない。平たく言えば、華代を抹殺しようとしている」 「そ、それも、最近では収まってきました!」 「そうかもな。だが、前原直弥以前そうだったことは、紛れもない事実。――あぁ、そうそう。そういえば、例の通り魔被害に遭った少女、白いワンピースを着ていたらしいな」 山川の言いたいことはわかる。恐らく、少女が真城華代に似ていたから襲ったと言いたいのだろう。 「で、二つ目。行方不明になった公由さとしの行方。これに関しては……まぁ、自力で調べるよ。で、肝心の三つ目だが――」 山川が三本目の指を立てかけた、まさにその時だった。紫苑の携帯電話が、突如けたたましく鳴る。 紫苑は、確認もせず、慌てて通話ボタンを押す。 「――おい、82号」 「あ、部下Aさんですか。こにゃにゃちは~」 「大空の梅干に~――って、やらすなっ! 仕事は終わったのか?」 「あっはっは! 全然ですよもぅ!」 紫苑は、腰に手を当て、けたけたと高らかに笑う。 「馬鹿かお前はっっ!! 今まで何やってたんだっっ!!!」 「いやね、ナオと仲良くお仕事がんばろうとしたら、どっかの新聞記者が――」 電話をしながら目を泳がす紫苑。が、数秒後、頭の中が白一色に変質する。 ――いない。 この近くの……どこにも。 「――ねぇ、部下Aさん……ナオ……いなくなっちゃった……」 「なっ?! なんだって!!?」 「ごめんなさい……ちょっと目を離した隙に……」 「あいつは五年前よりパワーアップしてるからな。暴れたら、周辺は焼け野原だぞ――わかった、今すぐ応援をやろうっ!! お前も、できるだけ78号を探してくれ!!」 部下Aはそれだけ言うと、電話を切る。紫苑の耳に届くのは、ツー、ツー、という無機質な電子音だけだった。 「いやぁ……なんか大変なことになっちゃったね? え、もしかして俺の話に動揺しちゃって、周りが見えなかった?」 「……す」 「は?」 夕闇の逆光を浴び、影絵のように屹立する紫苑。その中で唯一見えるのは、カッと見開かれた目。瞳に映し出されているのは、牙のように鋭い光。 「ナオになんかあったら――絶対、ぶっ殺してやる」 それだけ言い捨て、紫苑はナオを求めて走り去る。 地の底から響き渡るような声。その時、紫苑はいつもの快活な自分を忘れ、一匹の獣になっていた。 「食らいやがれぇえええっっ!!!」 ナオが叫ぶと同時に、乾いた炸裂音が公園中に響く。特性かんしゃく玉の破裂した音だ。かんしゃく玉と言っても、その威力はコンクリート塀を吹き飛ばすほど。ナオは、これを始めとした強化型花火を、いくつも持ち歩いている。 ――が、里華も負けてない。右へ左へ体を捻りながら、けんけんぱっとかんしゃく玉を避わす。 「みぃ☆ さっきから花火を投げまくってるけど全然ボクに命中しなくて、かわいそかわいそなのです」 「うるせぇっ!! お前こそ、ちょこまか避けやがってっっ!! 今日こそぶち殺してやる――オヤシロ様ぁ……」 「みー、ひどいのです……ボクは、直哉のことが大好きなのに。にぱ~☆」 「わけわかんねぇこと言ってるんじゃねぇよっっ!!! これでも食らいやがれぇぇええええええっっ!!!」 言うが早いか、ナオは右袖から強化型ロケット花火を引き抜く。だが同時に、隙を作った。その一瞬を、里華は見逃さない。ダッと右足で大地を勢いよく蹴り、ナオ目掛けて一直線に飛ぶ。同時に体を大きく右に捻り、 鉈を横薙ぎに払う。 ブンッ、と重い刃先がギロチンの勢いで右から左へ移動する。 瞬間――左手に握られた棒状の花火の束は、上部と下部に両断される。 まずい。 懐に飛び込まれた。 接近戦に切り替えねば。 ナオは右手でバットをつかもうとする。――が、間に合わない。 里華は、つっこんだ勢いを利用し、ナオを押し倒す。土煙が舞い、ナオは仰向けに倒れる。 「はぁ……はぁ……っ」 バットは、右手の指先に転がっている。が、里華が怪力でナオの右腕をガッチリ掴んでいるため、ぴくりとも動かせない。 頭上では、里華が鉈を掲げている。夕日の逆光で顔はよくわからないが、恐らく満面の笑みを浮かべているだろう。 絶体絶命……ナオには、もう、打つ手がなかった。 「やっと捕まえましたのです☆ すぐに終わるから……大人しくしていてほしいのです」 里華が言い終わった途端、 「くっ……――ぅぅ……はぁ、ひふ……ぅ」 ナオの体に変化が生じる。 肩幅がどんどん狭まり、手足は服の中に収納されるかのごとく縮んでいく。 男にしては細い指がさらに小さく、繊細に。 肌は、白く、肌理細やかに。 茶色がかった髪は毛先から薄紫色に染め上げられ、肩目掛けて伸びていく。 「はひ、ぅ……ふぁ……、は……ぅぅ……」 熱い……体が、燃えるように。 体が女の子に変化しているせいだけでない。自分が真城里華によって、されるがままにされているため。それが、ナオにとって、一番悔しいことだった。大好きだった親友の仇ひとつ取れない自分が……情けない。 まもなく、ナオは変化を終えた。里華と同年齢くらいの幼い少女へ。 「――さぁ、一緒に行きましょうです……直哉」 ナオの髪を優しく撫で付けながら、里華は微笑を向ける。 結局、なにも変わらない。さとしや紫苑の後ろで怯えているだけの人間だったんだ。少しは強くなれた気でいたのに、オヤシロ様と戦うことに、さとしの仇を取るために命まで掛けていたのに……その結果が、これ。 ――ごめん、さとし。 ――オレ、やっぱり泣き虫ナオのままだった。 ――だけど、会えるよね? ――オヤシロ様の世界に行けば、さとしに。 ――後もう少しだから……待っててね。 ナオの目じりから、涙が一滴流れる。自分の至らなさを嘆く、悔恨の雫。 ――刹那、 「あらあらぁ~。もう諦めムードですの? 本当に、情けないっちゃありゃしないですわね、ナオ」 公園の入り口から、甲高い声が響き渡る。 ふと目を移せば、黒い影が屹立している。小学生一年生くらいのちっこい体に、口角を釣り上げた不敵な表情。夕日に溶けるような短めの金髪。緑色のワンピースからのぞく足は、黒いタイツに包まれている。 あれは―― 「オーホッホッホッホ! 地域限定30号にしてハンター1の策略家『北条沙登』が、楽してズルしていただきですわーーっ!」 「し、師しょ……ぅ」 北条沙登――前原ナオの師匠にして、自称ハンター1の策略家。今ナオが持っているトラップの腕は、全て沙登から教わったもの。 沙登は、人差し指をビシッと里華に向ける。 「ナオ、しっかりご覧あそばせっ! 武器は使いどころ――あなたのようにやたらめったらに使えばいいわけではないことを、あの女を使って証明してさしあげますわっ!」 「みぃ☆ お邪魔虫さんは、」 里華はおもむろに立ち上がり、 「どこかに」 鉈を両手に沿え、 「消えて欲しいのですよッ!」 ブーメランのように放り投げる ひゅんひゅんと唸りを上げ、鉈は沙登にプロペラのように迫る。沙登は、こめかみぎりぎりに鉈を避ける。 「みー、すごいすごいのです☆ パチパチ」 にぱっと笑い、里華は無邪気に拍手する。 「――でも、知っていますですか? ブーメランは、帰ってくるのですよ?」 ハッ、とナオは気付く。 そう、里華の言う通り。沙登が回避したブーメランは、Uターンし、里華の手元に戻ってくる。軌道にあるのは、 ――沙登の後頭部。 「師匠ッ!! 後ろッ!!!」 朦朧とする意識を振り払い、鈴を転がすような声で叫ぶナオ。が、遅い。沙登と鉈の距離は、もう1メートル。 が、沙登は待ち伏せていたかのように体を半回転し、小石を鉈に向かって投げつける。途端、鉈はベクトルを沙登の左側に変え、茂みの中に落ちる。 「オーッホッホッ! 勝利のお味噌汁は美味しぅございますわねぇ! ブーメランなんて、ちょっと進行方向を変えればこんなもの~! ――さぁ、真城華代もどき。丸腰のあなたが、わたくしとナオの二人を相手にすることが出来ますか?」 沙登は高らかに笑い、カップ味噌汁をすする。どうでもいいが、何処から出したのだろう? 里華はといえば――しゅんと首を垂れている。恐らく、状況と力量の差がわかったのだろう。このまま戦っても分が悪いことに。 「みぃ……残念なのです。せっかく、直哉を迎えに来たのに……」 里華は髪をふわりとなびかせ、陽炎のように輪郭を揺らめかせる。そして、 「雛見沢で――待ってるから」 とだけ呟くと、夕闇の中に溶け込んでいった。 風が、汗ばんだナオの頬を、優しく冷ます。辺りに残っているのは、微かに軋むブランコの音と、からすの鳴き声だけ。 「――ナオッ!!!」 公園の入り口から、聞き覚えのある声がする。ふっと首をそちらに向ければ、そこには膝を押さえ、荒い息を吐いている紫苑が立っていた。 あぁ、そうか……ナオが勝手にいなくなったから、もしかして心配して探していたのかもしれない。本当に、心配をかけてしまった。謝らないと。 「あのさぁ……」 と、ナオが言いかけた途端、 紫苑は、力いっぱい、ナオを抱きしめる。 「ふ、ふぇ……はゎゎっっ?!! ちょっ、紫苑っっ?!!」 急に抱きしめられ、ナオは体がカァッと熱くなる。 正直、気恥ずかしい。女の子に抱きしめられたことなんて、今までなかったから。今のナオも女の子だけど。 が、紫苑はお構いなしに、ナオを抱く力をますます強める。 「――紫苑?」 「ごめんね……本当にごめん、ナオ……ごめんなさい……ごめんなさい……」 紫苑は何度も謝り続け、地面に涙をはらはら落とす。その姿は、いつもの気丈で明るい姿からは想像できないほど、ボロボロで、今にも壊れてしまいそうで……。 ナオは、小さな手で、そっと紫苑を抱き返す。まるで、幼子を安心させるかのように。 「――そうか。幸いなのは、怪我人がひとりも出なかったことだな」 ハンター基地本部、ボスの部屋。 沙登の報告を聞いたボスは腕組みし、額に皺を寄せる。相変わらず、格好は付いていないが。 「それにしても気になりますわね。ナオと真城里華――まるで、以前からの敵同士みたいでしたわ。なにか、因縁がありそうな様子でしたし……」 「いずれにしても、雛見沢に調査に行く必要がありそうだな。もしあそこに真城華代の秘密が隠されているとすれば、我々ハンターにとっても大きなプラスになるだろう。――その時は、頼むぞ?」 「オーッホッホ! ナオの特訓もありますし、わたくしが付いていかない道理はありませんことよー!」 「――そういえば、78号はどうした? 確か、真城里華にやられて幼女化したと聞いたが……」 「あぁ、ナオなら――」 ハンター事務室。 「へぇ~、この子がナオちゃんか~」 「あ~んなに生意気だったのに、こ~んなにちっちゃくなっちゃって~」 事務員の水野さんと沢田さんは目を細め、紫苑を取り囲んでいる。 「あれ? な~んでお顔を見せてくれないのかな? かな?」 「あはは、ごめんなさい。ナオのやつ、女の子になってから、弱虫に拍車がかかっちゃって……私の後ろから出てこないの」 困った表情で頬を掻く紫苑の後ろに隠れているのは、ダボダボの学ランを着た七歳くらいの少女。柔らかな質感を持った髪を肩の辺りで小さなツインテールにし、怖々様子を伺っている。 「やだぁ! ますますかぁいい~」 「あ、あの……ぇと、ナオさん、怯えてるんじゃないですか?」 口元を押さえ、おずおずと言うのは、ハンター48号「半田四葉」。今日は、赤頭巾ちゃんの格好をしている。 「あれ? 四葉ちゃん、もしかして嫉妬してる?」 「心配ないわよ~。ナオちゃんとお揃いのお洋服着せて、可愛がってあ・げ・る」 「はゎ……あぅ……そ、そぅいうことじゃなくてぇ……」 両手をもじもじこすり合わせ、四葉は困った表情を作る。 と、その時。 紫苑の後ろに隠れていたナオが、紫苑の前に進み出る。うつむきながら。 「え、ナオ? 大丈夫なの?」 「じゃあ、レッツお着替えターイム! このエンジェルモートの制服なんてどうかな?」 「違う違う! やっぱりバット娘って言ったら、こっちの天使の羽付きワンピースで――あれ、ナオちゃん?」 沢田さんが、ナオの変化に気付く。ナオは、ぷるぷると肩を震わせ、なにか呟いている。 「…………な」 「え?」 バッと顔を上げるナオ。その瞳は一杯の涙でうるうるしている。 「――オレに近づくなって、言ってるんだよぉっっ!!! ばかぁっっ!!!」 ひゅぅぅ……ん――パチンッ!!! スパパパパンッ!! 「きゃぁああああああっっ!!! ひぅっ?!!」 「あちゅぃいっっ!!!」 「ど、ドラゴン花火だよぉっっ!!!」 ハンターの火薬庫、ナオの強化花火が一斉に火を噴いたらしい。水野さんや叫び、わたわたと慌てふためく。 ナオは泣き喚きながら、花火を投げ続ける。 「ふぇええええええんっ!!! ばかばかぁっ!! どっか行っちゃえぇ!!!」 「ちょ、ナオ、やめ――ひゅひぃっっ!!!」 ナオはその後、事務室を飛び出し、ねずみ花火のごとく基地内を飛び回ったらしい。ハンター全員で大捕り物を演じた結果、怒ったイルダがナオの花火に全て火をつけ、なずなが水の代わりにガソリンを撒くという大惨事にまで発展した。が、それはまた別のお話。 とりあえず、今日も、ハンター基地は騒がしい。
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